ASTRO☆GUIDE

 彗 星 小 話〜彗星の尾っぽ〜

 実はもうすぐ肉眼で見ることのできる彗星がやってきます。(*)そこで彗星についての小話をひとつ。

皆さん彗星に尾っぽがあるのは知っていますか?

知らなかった人は右の彗星の絵を見て今知ってください(笑)この絵を見たとき彗星はどの方向に進んでいると思いますか?

感覚的に尾っぽの反対方向(右上から左下)に進んでいると考えたくなりませんか?

それは「進行方向の逆側に尾っぽができる」という視覚的常識があるからでしょう。

漫画でも、進行方向の反対側に効果線が引かれますよね。こんな感じで(この人は右側に走っている))が違うんです。必ずしも進行方向と逆側に尾っぽができるとは限らないんです。ではどこにできるのでしょう?

答えは太陽のある方向と逆側に出るんです。

太陽から彗星に向かって「太陽風」というものが出てるんでうが、これが彗星と反応して尾っぽができているのです。太陽風は彗星に当たると反応して光るんですね。

だから、進行方向に尾っぽが出てることもあるんですよ。 *やってくる彗星は2つあり、それぞれ「リニア」「ニート」という名前がついています。5月下旬〜6月上旬にはこの2つの彗星の共演が見られるそうです。

上の話を図で表すと
彗星は矢印の方向に進んでいる。
太陽から
   太陽風が出ると
の部分が尾になる
視野を広げると太陽がいた。
全体を見るとこうなる。
今日見える代表的な星座
・オリオン座
冬の星座なのでもうすぐ見えなくなるそれでも迫力の砂時計型は◎。1等星を2つ含む。
・ふたご座
明るい星が仲良く並んでいる。さらにその下には明るく輝く惑星がある。
・しし座
少しわかりにくいかも。”2”をさかさまにしたような形。今なら木星のオマケつき。
・うしかい座
北極星の近くにある星座。赤っぽい1等星がチャームポイント。
西












☆製図で見る星座と実際に見える星座では何もかもが違って見えます。大きさ、形、明るさ、美しさ。何もかも。ぜひご自身の目で星座をご確認ください。わからなければ、係りの者が行きますので。

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